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​リンを蓄積する大腸菌を作る

リンは植物が育つのに必要な栄養素のひとつで、肥料として使用されています。世界の食糧生産を支えている一方で、肥料として使われたリンが河川や海に流出すると「富栄養化」を引き起こします。富栄養化が起こると、もともといた水棲生物が死滅するなど、生態系へ大きな悪影響を与えます。また、リン鉱石は2070年には枯渇するといわれており、リンをリサイクルする技術は重要な課題です。

そこでわたしたちは、合成生物学のアプローチで環境中からリンを高い効率で回収する大腸菌を作ることを目指しています。​

写真は九州大学の近くの川で撮影したものです。

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